家に帰ったら
仕事を終え、家に帰ったらどんな顔して待っているのか?
私は夜遅い仕事なので家に着くのは深夜一時ごろ。
下の子供達は寝ていた。普段は帰ってから寝顔を見に行くとかなかったけど、その日はとてつもなく子供達が恋しく、顔を見に行った。
自分の寝室に行き、まさかの旦那大いびきで寝てる姿を見て幻滅。
マジですか?こいつにとって今回の事は事件でもなんでもないのか?
よくもまあ、リラックスして寝てられるわ。
怒り狂った妻に殺されるとかそういう危機感はないのか?と思いながら、わざと雑音を出しながら顔を洗い、歯を磨き、アピールしてたけど、一向に起きる気配がない。
そうだ。普段入らないクローゼットでゴソゴソしてみよう。そこには夫のコレクション?私が浮気したら使おうとしていた?ガンコレクションがある。
ゴソゴソ…
やっと起きた。何やってんの?
何?私に殺されると思った?
うん。わからないけど、全部ロックしといた。
やっぱりヤバイとは思ってたらしい。
とりあえず、こんな事があってよくものうのうと寝てられるなあ。とだけ伝え、私も疲れたしねる。と言ってベッドに潜り込んだ。
けど寝れない!
寝ようとすると子供の顔が浮かぶ。
涙が溢れる。
とりあえず2日近く寝てないから身体を休めないと!
頑張って寝ないと!
決戦の日"旦那追跡"その4
民家の玄関から出てきた夫はかなり動揺していた。顔色が明らかに良くなく、私の質問に対して一つ一つ答え始めた。
誰これ?彼女子供いるの?仕事の同僚?
など、簡単な質問をし、そんな事は後から分かると思っていたので。
その後、準備が整い次第、夫に引き出せる金全部引き出してもらい、私は一人でとりあえず日本に帰ると言った。
なるべく早く日本で環境を整え、自分の生活の基盤を作り、子供を迎えにくると。
子供にはいつでも会えると約束した。
長いこと結婚生活を続けていたので離婚もそう簡単にはいきません。
2年3年とかかるでしょう。
彼女は家持ちみたいだし、夫と同じ仕事でシングルマザーであれば養育費ももらっているだろうし、夫も彼女と一緒になればこっが沢山養育費をもらっても痛くないでしょう。
そういう事なので具体的な計画は後々お伝えします。
という感じで行こうとすると、
今回の事はごめんなさい。
でも子供は私と2人で育てたい。
子供の生活は変えたくない。
と言ってきた。
私は彼が浮気した事に、全くの怒り、嫉妬心が無かった。
でも自由になりたかった。
後々徐々に計画を立てようねと言い残し、
仕事前に休憩しようと車で友達の家に向かった。
けど、頭の中で計画などが常に考えめぐり、何て言うか脳内麻薬?が出てる感じ。
全く眠れなかった。
その後仕事に行き、もう少しで帰り支度をするとき、ふと子供達の顔が浮かんだ。
私はあの子達と離れて頑張って働けるのか?
1度も離れて生活をしたことがないのに.,
あれ?なんか初めて涙がでてきた。
当たり前だよね。
子供と離れるのは辛いに決まってる。
もしかしたら計画を少し変えないといけないかも...
やばい。仕事場で涙でまくってる。
とりあえず家に帰ろう。
子供達に今すぐ会いたい!
でも帰ったら奴もいるな。どんな顔してまってるのかな?
精神薬 専門医
昨日の朝、精神薬の専門医に予約があったので行って来た。
カウンセリングにも行っているんだけどまだセッションに一回しか行ってない。その件はまた後ほどアップするとして。
前回カウンセリングに行ったときに、薬が効いてるか分からない。何の副作用も感じないけど、効き目も分からない。ともらしたら、薬の専門医に予約を入れてくれた。
私は今、レクサプロという薬を内科の主治医から処方されて服用してるけど、1日に10mg服用して様子を見るように言われてた。
医者は抗うつ剤は1日2日で効き目を感じるものじゃなく、服用し始めて3週間、もしくは1ヶ月ぐらいしないと効果を実感できないと言っていた。
何じゃそれ?せめて早く食べ物が食べれて、眠れる薬はないのか!このままじゃ死んでしまうよ!と思いつつ服用し始めて1ヶ月以上経ち、やっぱり何が効いてるのか効いてないのか分からなくなった。
そして専門医に相談。
専門医はカウンセラーと私の状況、状態の情報を共有し、私が目に見えない薬の効き目をどうやって判断するのか?という疑問に半カウンセラーのような感じで私の心境をさぐり、判断して薬を処方する感じだった。
何もかも初めての私はただ正直に今の心境などを語ったが、自傷願望はあるか?の質問に対して、少しある。死にたくはないけど人から見えない身体の部位を傷つけたりしたくなる。と答えた。
できれば胸、お腹など。
そしたら彼はヤバかったら今すぐに入院出来ますよ。と言った。
それは嫌だ!!家に帰りたい!子供達と過ごしたい!旦那にも会いたい!
アメリカで精神科に入院とか超怖い!
と言って薬を処方してもらう事になった。
ネットで検索してレクサプロっていう薬は効き目もよく、副作用も少ないという事は分かっていたけど、結局は同じ薬を10mgから20mgに増やす事になった。
通常、患者は40mgほど服用するらしいけど、急に増やせなく、20mgで様子を見て1ヶ月後にまた診断するらしい。
ウツ病とは長い付き合いになるのかな?
まあ、ストレスの中で生活をしてる限りは治りにくいと医者も言ってたけど。
早く色んな問題から抜け出したい。
うつのせい、私のせいだけどバカな行動もしない強い精神力を取り戻したい。
今日も一日頑張って生活するぞ!
決戦の日"旦那追跡" その3
長い運転の途中マクドナルドに寄ってトイレ借りた。現場でトイレ借りるわけにはいかないから。笑
準備万端だけど、現場に着いたのは朝の7時。
仕事は早朝勤務の夫は職場を昼の12時に出る。
さすがにここにきてから3時間は経ってるし、ヤリまくって深い眠りについてる頃だろうな。
私は眠くないけどね!
車があるのを確認後、何のためらいもなく民家のドアに向かい、ピンポンした。壊れてるのかな?
ドアをノックしてみた。
女はともかく、旦那は一回寝たら目覚ましなっても起きれない人だからまたノックしてみた。
2人とも寝てるかも。
電話とかしないでできれば家の主、女が出てきてほしい。
起きてくれ!
たまにドアをノックしつつ、玄関の横に置いてあるベンチに座り、自撮りして協力してくれた友達に写真を送りつけたり、そこの住所をネットで検索し、家主の名前を調べたり。
そろそろ出てきてくれないと私も仕事前に少しでも仮眠とりたいんですけど.....
そこでまた激し目のノック。
さすがに家主は分かってるでしょ。
1時間ほど家の前(中からは死角になって見えない所)にいて疲れてきた私はとうとう旦那に電話した。
やっぱり出ない。
そして2〜3分後、折り返し電話がかかってきた。
「ハロー?」すごい緊張感のある声。
私「あの〜外に出てきてもらっていい?」
夫「フゥーーーッ.......OK」
長いため息。諦めろ。とっとと出てこい。
大体バレないと思ってる神経がおかしい。
2、3分ほど待たされ、夫が出てきた。
決戦の日"旦那追跡" その2
旦那の車が怪しいモーテルの前で止まったその時、友達に連絡を入れ、その近所に住む友達は現場に急行してくれた。
サイコーのフットワーク💛💛
そこら辺治安悪いから気をつけてねと言いつつ、夜中だったので。
すごい怪しいモーテル。
車が止まってるか確認してもらおうとしたけど、暗すぎて見えないらしい。
中に入ったら見つかったりとか怪しまれたりするし、車から降りるのも怖いし、私も頼めない。
ちょっと待って。もう一回追跡確認してすぐに連絡するわ。
GPSを確認したら、夫はそこにはおらず、その近くの住宅街に車が停まってる様子だった。
友達にはその近辺の様子を確認してもらって帰ってもらおうかと。
アパートが多くて治安のあんまりいい地域ではないし、アパートに入ったら部屋は特定できないし。
でもGoogle mapで見たらどうやら民家の様だ。その頃友達も現場に着いて、暗くてよく見えないけど、多分この車そうだと思うって写メ送ってくれた。そう。まさに私の車、旦那の車だった。
そこで即決。民家のドライブウェイに車を停めてるという事はそこに確実にいるという事。
私、今から行きます。
今頃ヤリまくってるのかな?早く計画を夫に話して今後の事を話し合いたい。
私が行ったらどんな顔するかな?とか考えたら楽しくて楽しくて....
次の日の仕事の準備をしてそのまま友達の家によって仕事に行く予定で現場に向かった。
決戦の日"旦那追跡" その1
あードキドキした。こんな事やったの18年ぶりぐらい。あの時結婚して無かったら良かったと思いつつ、そしたら下の子2人は生まれてなかったなと思いつつ、でも子供達に出会えた事、旦那がいたから子供達に出会えた事を感謝しつつ、旦那にされて嫌だった事を旦那にしちゃた。
でも私は旦那に出会ってから浮気してないからね!
そして今回旦那の浮気を確信したから....
自分が一番やるべき事ではないと分かっているけど、確実な証拠を掴むため、使ってない携帯電話で追跡しました!
元々、浮気調査や、探偵にも憧れてて、よく昔、友達や自分の彼氏を調べたりした事を思い出し、大興奮!
仕事嫌いな旦那が毎週休日出勤するわけもないし、2回ほど見えたキスマークも私にとっては浮気決定だったから。
さあ、旦那が出勤しました。
友達に連絡を入れ、追跡開始。
職場までは遠いし、浮気してるとしたら職場の同僚の可能性大だってこともわかってたから、しばらく泳がせてました。追跡楽しかった。
誰と浮気してるかって事は私にとって大事だったので、しばらく待ちました。そのうち、職場の近くの治安の悪そうなモーテルで車が止まった。
思わぬ旦那の行動
毎日人生計画を立て、なんだか楽しくさえ感じてきたその頃、旦那を追跡するにも信頼できるパートナーが必要だと感じ始めた。
周りの人は私の旦那が私の事が大好きと思ってる人ばっかりなので、もしくは行動を抑制されていたので友達と言えば仕事の仲間、もしくはたまに行く教会の年配の人達ばかりでした。
私には友達、家族が周りにいない状態だった。
おまけに私、旦那共に職場は遠く、車で1時間以上かかるんだなこれが。
思い切って普段もたまにうちに来てくれて、電話とかでもよく喋る職場の同僚の1人に話してみた。
普段から旦那の事もうちの家族の内情も知る彼女は驚き、何でも協力してくれるといいました。何と言っても彼女はフットワークがものすごい軽いのです!!
旦那が休日出勤する日にGPS 仕掛けたいと言ったら、その職場の近くに住む彼女は、もし旦那が仕事に行ってなかったら、その場に急行してくれると約束してくれました。
楽しみだったその夜、喧嘩してから約1ヶ月夜の生活がなく、ハグもキスもしなかった夫がいきなり私の寝込みを襲って来ようとした!!
私は、どんなに嫌でも疲れてても旦那を拒んだ事は若い頃からなかった。
それが旦那を傷つけるのを分かっていたから。
結婚しているから。生涯の伴侶だから。好きだから。
でもその時の気持ちは凄まじいものだった。
嘔吐しそうな、汚い物に触られるような、おそらく皆さんそう思うでしょう。
うげーーーっ!!
とっさに夫を突き飛ばし、何事も無かったように寝ました。
心臓バクバクです。
思わず計画もなにもどうでもいい、知ってる事をぶちまけてしまおうかと思った。
でもその頃のラムちゃんはまだ自制心のきく自分の計画、将来の夢を叶えたい一心で耐えた。耐えた。
辛かった。でもやっぱり受け入れるべきじゃ無かったのかなと今でも思ってる。
私は元々プライドの高い女。プライドも捨て、全て旦那のいうとおり生きてきた。
そろそろ解放されたかった。
それで良かったのか受け入れるべきだったのかは未だに疑問。